
文化財の保存やそのデータの活用などを目的としたデジタルアーカイブ化が広まっています。
自然災害などにより、建造物などの多くが崩壊や焼失してしまう可能性があります。
後世に遺産を伝え、そして有事には復元をできるようにするためのリスクヘッジとして、デジタルアーカイブ化というのは非常に有効な方法です。
製品の説明
▶先端技術を文化財などの保存・活用にいかしていく

①フォトグラメトリー × 4K・8Kドローン撮影 × 外観
外観を俯瞰的に撮影し、有事に活用できるデータとして保存
フォトグラメトリーとは、日本語では「写真測量法」と言われる撮影
手法で、被写体をあらゆる角度から撮影し、複数の写真から立体的な
情報を抽出する技術です。
ドローンで撮影した複数枚の写真(または動画)を活用し、建物の外
観を3DCG化いたします。
本来、撮影が困難な屋根の上も、上空から撮影することができます。
建物の外観をドローンで撮影することで、より美しい映像や詳細な
情報を収集し、保護・継承・普及することができます。
また、公開することで鑑賞する方には新たな視覚体験を提供し、文化
遺産の魅力をより広く伝えることができます。
弊社では、撮影には入念な撮影計画・テストを行った上で、周囲の安
全などに留意し、適切な技術と訓練を受けたパイロットが操作を行い
ます。

②点群データ × 最新型360度カメラ × 屋内
重要文化財をはじめ、住宅やホテルなど、様々なモノを
完全実写で永久デジタル保存
点群は、レーザースキャンや写真測位などの技術を使用して、物体や
建造物の表面上の点の集合を捉える手法です。
点群データは、被写体(建物)の詳細な形状や構造をデータで残し、再現するために非常に役立ちます。
弊社の撮影には、高性能かつ高精度な測距技術「LiDAR(ライダ
ー)」を使った、最新型の360度カメラを使用いたします。
最新型のカメラは、精度が±20㎜@10mと非常に高いため、誤差が少
なく、より再現性の高い撮影ができることが特徴です。
広範な視野を捉え、現地に来られない方でも、まるでその場にいるか
のような臨場感のある体験も提供することが可能です。
また、屋外から屋内に入っていくような体験ができる撮影も可能です。

③フォトグラメトリー × 4K・8Kカメラ 展示物
手のひらサイズの小物でも、3DCGで再現
上記①のフォトグラメトリーの技術を活用し、展示物など小さなサイ
ズの撮影も承ります。
文化財の撮影には、その価値や重要性を正確に伝えることが求められ
るため、詳細な形状や表面の細部、細かな傷まで再現ができるフォト
グラメトリーは、文化財の詳細な三次元モデルを生成するための有用
な手法です。
撮影した貴重な遺産をデータとして保存することで、再現が可能にな
ることはもちろん、研究や解析、教育のための貴重な資料として、提
供する手段として活用されています。
